卵焼き
お弁当の定番ともいえる「卵焼き」。あのふわっとした食感とやわらかさ、ほんのりとした甘さを出すのは意外に素人には難しいです。ここでは卵焼きの料理のコツをご紹介します。
卵焼きを焼く最大の料理のコツはその「温度」です。卵焼きを焼く一番いいフライパンや卵焼き器の温度は150℃~170℃です。卵焼き器に煙があがるほど温めては高温すぎるのです。見極め方としては、まず卵焼き器を温めて油をひきます。そこにほんの少し溶き卵を箸先で落としてみます。卵がすぐにジュッと音を立てたら熱すぎです。「ジュー」と数秒の間音がするくらいがちょうどいい温度です。
溶き卵を作っておきます。そこに塩やだしなどの調味料を加えておきます。ふわっとした食感の卵焼きを作りたい場合は砂糖を入れることが料理のコツです。卵に砂糖をプラスするとふわっと焼き上げる効果があるのです。
火を弱火にして卵焼き器の中に溶き卵を入れます。溶き卵を卵焼き器全体に行き渡らせます。卵焼き器の先のほうから手前に向けて卵を折り曲げてきます。奥側の空いた場所に油をひきます。卵焼きを奥側に押し寄せます。今度は手前の空いた場所にも油をひきます。ここに溶き卵を流しいれます。
奥側に押し寄せた卵焼きを少し持ち上げて卵焼きの下にも溶き卵を流しいれます。また卵焼き器の先のほうから手前に向けて折り曲げます。これを繰り返せばふわっとしてやわらかい卵焼きの完成です。
気をつけることは、火加減です。最初に卵焼き器の温度を150℃くらいにしたら、あとは弱火で作ります。弱火ならば卵を焦げ付かせる心配もないです。